工事の説明 注意点

そして、もしこちら側から説明を求める場合、作業中では仕事に対して疑っているともとられないので、契約のときなどに、言っておくことが前提です。

塗装工事作業報告:傷んでいる壁

ほかに、説明を受ける注意点として、監督という人間がたずさわる工事と言うものもあります。 監督というのは、仕事上いくつもの現場をかかえているので、その現場ですべての作業を確認することができません。

職人から作業報告をうけたものを、そのままお客さんに伝えるだけなので、職人と監督(会社)の信頼関係がうすいと、お客さんにつたえる説明にも信頼性が欠けたものになってしまうのです。

その原因は、職人の受注額に関係しますが、監督でも上塗り表面からは「下塗りが塗られていない」といったような、作業の中身を知ることはできません。

だから、もし1、2年後に工事点検がある場合、もともと痛んでいた場所まで把握することは困難なので、それを鮮明に記憶しているのは、書類ではなく作業した職人自身だけということになります。

もちろんカベも同様です。モルタルカベの種類によっては、表面深くまでカビが生えている場合、取りきれない場合もありますが、コロニアル屋根と違い、塗膜がはがれたりする心配はまずありません。

ハガレの心配より、ヒビの再発がしないことや、美観的な美しさがいつまで続くかということを念頭に置いて下さい。そして繰り返しますが、コロニアル屋根の場合は、紫外線や熱などの過酷な環境下であることと、塗膜がはがれやすい性質から、必ず下塗りから上塗りまで、溶剤の塗料を使うようにします。

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